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みつめる つながる つたえる+R for future vol.2 ~倉本聰先生 講演会~





 10月12日(水),本校アリーナにおきまして,秋の講演会「倉本聰先生 講演会」が行われました。演題は「当たり前の暮らしを求めて」。5月29日に北海道新聞に掲載された寄稿記事をきっかけに講演を依頼。「北の国から」30周年のこの年に講演を引き受けていただくことができました。
 倉本先生の講演はステージの上からおりて,始まりました。
「生きるために必要なものって何だろう」という問いかけから始まりました。ご自身の戦争体験のお話もありました。
「大災害が起きて,私たちは2つの道に立たされている。分かれ道。1つは今の豊かな暮らしを捨てるのは嫌だから原発はほしい。もう1つは,原発はいらないから時間を少し戻して質素な生活に戻る」
「ないところからあるものを考えるのは容易だが,あるところから削るのは難しい。だから覚悟が必要だ」
 一つ一つの言葉が胸に刺さりました。
 最後に質疑応答が行われました。ここまで質疑が盛り上がった講演会は初めてです。
 高校3年生の生徒がこんな質問をしました。

「私は昨年先生の『歸國』を拝見しました。そこでも先生が描かれていましたが,もし私たちが当たり前の生活に戻ったとしたら戦争はなくなりますか」

 先生は,「無くなるはずだ。求めすぎている。だから無理がかかる。だから資源を求めて戦争が起こるんだ」と答えられました。

「求めすぎている。だから無理がかかる」
 この言葉は私たちの生活を見つめ直すきっかけとなるような強いメッセージでした。

 立命館慶祥が取り組む,東日本大震災をともに考えるプログラム「みつめる つながる つたえる」も残すところあと1つです。研修旅行までのカウントダウンも始まりました。世界に旅立つその日まで,私たちは考え続けます。

【生徒の感想より】高校3年
 先生の言葉の一つ一つが心に響き,本当に貴重な時間を過ごさせていただきました。確かに先生のおっしゃったとおり,人々は便利や偽りの豊かさを追い求める余り,周りが見えなくなり,大切なことを忘れている気がします。(中略)先生の「昔の暮らしに戻る」に賛成です。
 つつましく,奥ゆかしく生きれば,膨大なエネルギーなど必要ありません。機械などに助けてもらうことは良くても,支配される世の中であってはならないと思います。自然を支配できると思ってはならない。あくまで自然に生かしてもらっているという気持ちを忘れずに,生きていかなければならないと思いました。