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Spring Program 2012 Final 1日限りの「慶笑亭」~桂かい枝氏「英語で落語会」実施~






 立命館慶祥中学校・高等学校では「本物を見せる」ということをテーマに,今年度は「Spring Program 2012」と題しまして,春に4つの大きな取り組みを行っています。これまで,ギリシャ大使講演会,島田雅彦講演会・SSH指定記念講演会と実施され,いよいよ最後になりました。
 「英語で落語会」として,本校のアッセンブリーに1日限りの「慶笑亭」を作り本格的な落語会を実施することになりました。落語をお願いしたのは,テレビなどにも出演されている桂かい枝さん。平成6年に五代目桂文枝に入門され,上方落語の爆笑派として次世代を担う実力と人気を兼ね備えた期待の若手落語家さんです。かい枝さんは,イギリス・カナダ・インド・ブルネイ・フィリピンなど,世界15カ国93都市で落語「RAKUGO」をされ,ニューヨークブロードウェイでも上演されています。今回は,ニュージーランド研修を控えた中学3年生と,高校3年生IRコースの生徒,そして本校に在学している留学生,合計約200名で鑑賞しました。
 会は出囃子から始まり,最初から最後まで大爆笑。英語落語「動物園」や海外での体験談なども交えて,さらに最後には生徒にも落語を体験させていただけるなど充実の3時間はあっというまの時間でした。途中には,中学3年生にニュージーランド研修で使える小噺も伝授していただけました。
「英語落語って聴けるの?」「理解できてました?」という質問がこの文章を読んでいる方から聞こえてきそうですが,全然問題なし!慶祥の生徒たちはばっちり笑っていました。英語で「おち」に笑えるのだろうかと始まる前は心配もしていましたが,そんな心配は今思えば無用だったように思えるほどです。
 最後に恒例の質疑応答の時間。「異文化を理解するということは?」などニュージーランド研修を前にした生徒たちらしい質問が数多くありました。
 今回最後の質問は「質問ではないのですが,もう一席!お願いできませんか?」とのリクエスト!かい枝さんはリクエストに応えて,もう一席英語落語を披露してくださいました。
 英語で落語を披露することは,日本の文化を伝え,笑いは世界の共通語ということを改めて実感させていただきました。今回の取り組みは,英語の学習としてだけではなく,「文化は国境を越えることができる」ということを教えてくれたのだと思っています。
「Laughs and Peace」かい枝さんの思いは生徒たちに伝わったのだと思います。

(担当:細川 典敬)