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高1 性教育講座を実施しました



 2012年8月31日(金)6時間目にサブアリーナにおいて,高校1年生を対象にした性教育講座を実施しました。「対等で尊重のある関係を築くために」をテーマに,NPOピーチハウスの志堅原郁子さん(アウェア認定ファシリテーター)と浦山恵理子さん(NPOピーチハウス代表)にお越しいただき,「デートDV防止教育プログラム」を行っていただきました。
 「デートDV」とは,親密な関係性のデート相手に対して行われる身体的・心理的・性的・経済的暴力のことをいい,そこには「力と支配」があります。
 プログラムは,朝のSHRで各自の意識をチェックするところから始まりました。講座では「デートDV」を起こす主な社会的要因に,暴力容認とジェンダー・バイアスが深く関わっており,その誤った考え方や態度を「学び落とす」(unlearn)ことと,自己決定権について「学びなおし」(relearn)が必要であるということをDVD視聴や教員によるロールプレイなどを通して学びました。一人ひとりが価値ある人間として,お互いの気持ちを尊重し合える関係性について考える良い機会になったのではないかと思います。
 講座終了後の感想文には,「自分には関係ないと思っていたけど,意外と身近なものなんだなと思った」「今まで自分が何気なく見てきたもののなかに,“もしかしたらこれもDVといえるのではないだろうか?”と思えるものがあったことに気づいた」「自分の中にあるジェンダー・バイアスに気づいた時は驚き,ショックでもあった」「自分らしさをお互いに尊重していきたい」「対等でかつ尊重しあえる関係を保つには,自分と相手が独立した存在で,他人とのコミュニケートとか,やりたいこととかも違うことを認めあう必要性があると思った」「身の回りで知らずに苦しんでいる人が実は多くいるかもしれない。自分はそのような人に助けの手を差し出せればいいと思った。」など,様々な「気づき」や「考え」,そして今後の行動の指針になったということが多く書かれていました。