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SSH北海道サイエンスフェアが開催されました





 11月17日(土),本校にて「北海道サイエンスフェア」が開催されました。このサイエンスフェアは,北海道のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の高校生の研究発表の場として,文科省の交流会支援を受けて開催されたものです。当日は,北海道の7校の高校から,生徒76名と教員22名が参加して,生徒研究口頭発表とポスター発表,講演会,意見交換会が行われました。
 生徒研究口頭発表では,次のテーマの6つの研究発表がありました。
「スーターリングエンジンの出力評価」(立命館慶祥高等学校)
「有珠山の土壌からの硫黄検出」(北海道室蘭栄高等学校)
「バイオリアクターの耐久性と効率的なアルコール発酵についての研究」(札幌日本大学高等学校)
「面積の求め方」(北海道旭川西高等学校)
「過冷却 ~理科好き小学生を増やす大作戦~」(立命館慶祥高等学校)
「野幌森林公園におけるエゾサンショウウオの生態調査」(北海道札幌啓成高等学校)

 各研究発表の詳しい内容は,こちらをご覧ください。

 その後,ポスター発表がありました。ポスター発表とは,本校のアトリウムに各学校の生徒研究の成果をポスターとして掲示し,その横に生徒が立って研究について説明を行う発表のことです。今回は,次の7つのテーマで発表がありました。
「溶質による表面張力の変化について」(北海道室蘭栄高等学校)
「プラナリアの再生能力について」(北海道旭川西高等学校)
「夢のあるしゃぼん玉作り」(北海道旭川西高等学校)
「野幌森林公園におけるエゾサンショウウオの生態調査」(北海道札幌啓成高等学校)
「氷の空洞とライン現象」(北海道札幌啓成高等学校)
「カビのストレス応答」(立命館慶祥高等学校)

「酸性雨による植物への影響」(立命館慶祥高等学校)

 午後からは,北海道大学大学院理学研究院物理学部門教授の鈴木久男先生をお招きして,「サイエンスの楽しみ方」という題で講演をしていただきました。鈴木先生は,自然科学と芸術⌈心理学の判断の仕方の違いや自然科学の目標,現代社会における自然科学の役割などを,事例をもとにお話しされました。そして,最後に自然を統合的に捉えることが大切であることと,自然科学の中で驚きを楽しむことが重要であることを話されていました。

 講演会の後に,生徒と教員が分かれてそれぞれ意見交換会がありました。これは,実際に生徒研究を進めていく上での苦労した点や工夫した点を話合い,次年度以降の研究活動に役立てるヒントを得られるようにと設定したものです。生徒の意見交換会では,それぞれの学校での研究活動の様子や苦労した点・工夫した点が実例をもとに話され,質問も多く出て活発な意見交換ができました。

 参加していただいた皆様,ご協力いただいた皆様,本当にありがとうございました。お疲れ様でした。