高3JBアジア学で行われているゲスト講義の様子をご紹介します。
9月27日(金),立命館アジア太平洋大学(APU)から井口由布先生をお招きして授業を実施しました。今年度,APUとの2度目の高大連携授業になります。
井口先生は,ご自身の研究フィールドであるマレーシアを舞台に,多民族国家のとらえかたについて,アジア学受講生にお話してくださいました。
受講生たちは,普段何気なく使うこともある「多民族国家」という言葉と,その使われ方について,じっくり考え,名づけによって「ことばが現実を作り出す様子」を実感できた様子でした。
また,授業全体をとおして,改めて「ものの見方」について学んだようでした。
10月11日(金)には,北星学園大学から野本啓介先生をお招きして授業を実施しました。
野本先生は,ベトナムを舞台に,ベトナムの政治体制(共産主義・一党独裁)の機能とメリット・デメリット。
政治体制と経済・国際関係との関連性について今後のベトナムの展望を交えてお話してくださいました。
授業の後半では,ベトナムをテーマに,生徒からの質疑に応答するかたちで授業を進行してくださり,この機会に受講生たちは,ベトナムに関する様々な疑問を,野本先生に積極的に投げかけていたと思います。
このように,授業担当者による日常の授業とアジア学に協力していただいている多彩なゲストの方々の御協力で授業が進行しています。高3生の授業もいよいよ終盤へ突入します。ここからは,今まで学んだ知識や,興味をもとに生徒の研究・発表の機会も増えてきます。生徒のさらなる成長に御期待ください。
アジア学担当 山口太一