中学3学年では,慶祥3年間の学びのまとめとして,この時期に「平和学習」を実施しています。今年で5年目の取り組みです。
冬休みの作文課題(テーマ:「日本は平和と言えますか?」)を出発点に,平和とはなにかを考え,1月15日のLHRでは,約1ヶ月間,LHRや社会科の時間でグループ討議する5つのテーマ を決定しました。
テーマ1 戦争を考える
テーマ2 貧困を考える
テーマ3 日中韓の対立を考える
テーマ4 社会的無関心を考える
テーマ5 いじめ問題を考える
今年度は,この5つのテーマを軸に,「戦争がないない世界を作るアイデア」について,意見発表していきます。
また,生徒がこれらの難解な諸課題に立ち向かい,平和的な解決方法を構想するためのヒントを得るためにゲスト講義も実施しています。
来校していただいたゲストの方々と,講義内容を以下に紹介します。
1月29日(水)
「複雑化する平和、単純化する思考を乗り越えるために」 片岡徹先生(北星学園大学)
2月5日(水)
「協力隊が見た国際協力の現場 ~求められる人材とは~」 岸本佳代先生(元JICA協力隊員)
2月12日(水)
「無関心を乗り越える道を探る」 林美子先生(朝日新聞社 報道センター)
今年度は,2月26日(水)の生徒発表会が最終回となります。
世界に通用するグローバル人材への第一歩として,平和学習を通じて諸課題に立ち向かい,高校でのさらなる学びのモチベーションを得て欲しいものです。
担当 山口 太一