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高校 SSH アメリカ合衆国ハワイ海外研修報告-1


 7月21日から25日までハワイ島の`imiloa Astronomy Center of Hawai`iを会場に開催された,2014 PACIFIC ASTRONOMY & ENGINEERING SUMMITに,SSHアメリカ合衆国ハワイ研修として3名の生徒が参加してきました。日本・中国・インド・カナダ・ハワイの高校生が総勢20名以上集まり,毎朝6:30~夜9時過ぎまで共に同じ時間を過ごしながら,設定されるテーマについて協力して思案するプログラムに取り組んできました。プログラムはすべて英語で行われていました。




 1日目 (7/21)
  この日のテーマは「How does understanding the geological forces that shaped Maunakea, including its geographical location, give us insight to why Maunakea is the best place in the world for conducting observational astronomy?」
  まずは,ICEBREAKER ACTIVITISとしてグループをつくり自己紹介をしました。突然の指令に戸惑い,積極的な他国の生徒に少々圧倒されていました。
  ハワイ島のマウナケア山頂には世界各国が協力して,いくつもの天文台が建設されています。マウナケアが天文観測に優れている理由やハワイ諸島が特別な火山活動により創られたことなど,地球上のみならず地球外部や地球内部にも目を向けた講演を聴きました。その後,キラウエア火山や流れ出した溶岩が創りだした溶岩チューブを観察しました。
  知識を得て,考えて,実際に触れる。初日から多くの成果が得られました。




 2日目 (7/22)
  この日のテーマは「How does observing the sky inspire exploration and innovation and whatimportant discoveries have we made because of it?」
  すばる天文台のHayasi先生や,ハワイ大学のKaluna先生の講演がありました。本校から参加した生徒には専門外のお話ですが,生徒同士で意見交換する時間も多くあり,とても考えさせえられる時間でした。また,簡単な工学キットを使ったワークショップでは,試行錯誤をしながら協力して取り組んでいました。
  夕食後に,各国から参加した生徒たちによる文化紹介がありました。歌や踊り,遊戯を通してお互いの理解を深めました。これまで少しお互いに距離を感じていた様子が見られた生徒たちでしたが,この発表を機会に臆することなく会話するようになりました。
  通常の学会への参加とは異なり,次の世代を担う自分たちに課せられた課題と向き合うことの難しさを感じていました。