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高1 性教育講座が行われました





 2014年10月15日(水)6時間目にサブアリーナにおいて,高校1年生を対象にした性教育講座を実施しました。「対等で尊重のある関係を築くために」をテーマに,NPOピーチハウスのアウェア認定デートDV防止教育ファシリテーターである志堅原郁子さんと工藤さおりさんにお越しいただき,「デートDV防止教育プログラム」を行っていただきました。
 「デートDV」とは,親密な関係性のデート相手に対して行われる身体的・心理的・性的・経済的暴力のことをいい,そこには「力と支配」があります。
 プログラムは,朝のSHRで各自の意識をチェックするところから始まりました。講座では「デートDV」を起こす主な社会的要因に,暴力容認とジェンダー・バイアスが深く関わっており,その誤った考え方や態度を「学び落とす」(unlearn)ことと,自己決定権について「学びなおす」(relearn)ことが必要であるということをDVD視聴や教員によるロールプレイなどを通して学びました。また,今年度は「ケータイと尊重」というスライドも導入され,昨今のSNSの問題にも触れていただき,ケータイの使い方で人間関係が良くも悪くもなるということを学びました。全体を通して,一人ひとりが価値ある人間として,お互いの気持ちを尊重し合える関係性について考える良い機会になったのではないかと思います。
 講座終了後の感想文には,「意外と気づかない,身近なところで起こっている問題で,全く他人事じゃないなと思った」「自分が持っている偏見に気づいたことで新しく見えることも多く,とても考えさせられた」「自分が思い違っているところが多々あり,それを見直すいい機会になった」「相手をコントロールすることも暴力と聞いて,自分の考えが大きく変わった」「“ジェンダーバイアス”を“unlearn”して,すてきな恋をしようと思う」「暴力を選ばずに,相手と対等で尊重し合える仲を誰とでも築いていけるようになりたいと強く思った」「自分が取る行動は,自分で無意識のうちにでも“選んでいる”ので,人を傷つけることのないような行動を取れるようにしたい」など,様々な「気づき」や「考え」,そして今後の行動の指針になったということが多く書かれていました。