7月18日(土)・19日(日)，本校にて，第20回立命祭が開催されました。今年度も，生徒のみならず，保護者の皆様のご協力も合わせ，立命館慶祥一丸となって実施できた立命祭となりました。
　記念すべき20回目の立命祭のテーマは，「正義のミカタ」。中学1年生から高校3年生まで，全校生徒が多様な「見方」で考え抜いた「正義」を表現し，伝え合う。20回の節目となる年に，「テーマを考え，深め，表現する」原点を大切にする立命祭を目指して，今回のテーマは設定されました。
　また，今回の立命祭では，運営として新たな試みがいくつかなされました。そのひとつが，野外ステージの運営です。当日の悪天候のため，そのステージでの企画の実施は叶いませんでしたが，昨年の計画段階からずっと準備をし，また残念な結果にもめげずに当日迅速に対応して運営の混乱を防いだ生徒会執行部や立命祭実行委員の生徒たちの努力と献身には，大きな拍手を送りたいです。彼らの姿勢が，次回の新たな挑戦へと繋がることを期待しています。
　そのような立命祭の中では，今年度も多様な企画が実施されました。中学1年生のアート展示，中学2年生の演舞，中学3年生の演劇，高校1年生の来場者参加型アトラクション，高校2年生と高校3年生の自由パフォーマンス。また，日頃の練磨が発揮されたクラブ発表や，生徒たちの創意工夫や発想力に驚かされる個人やグループでの発表。それぞれに違いはあっても，立命祭当日までの準備や練習の積み重ね，その中での迷いや喜びの結果が，ひとつの大きな形となって表現される。そのような瞬間がたくさん詰まった，そんな2日間になりました。
　立命館慶祥中学校・高等学校が中学高校合同で実施する唯一にして最大の行事，立命祭。次回，第21回は，どんな立命祭になるでしょうか。来年の夏，また多くの皆様に，生徒たちの輝きを御覧いただけることを願っています。

(文：生徒部　都出恵介)