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高校弁論研究部  夏の大会・活動報告



 こんにちは。高校弁論研究部です。この夏の大会結果と活動の報告を致します。

 7月28日(火)~30日(木)3日間にわたり, 滋賀県大津市にて開催されました, 「第39回全国高等学校総合文化祭弁論部門」に高校2年, 阿部 桃子さんが北海道代表として出場しました。「地球儀をまわせば…」と題した阿部さんの弁論は, 自身の日常生活や個人の世界に留まることのない, 非常に幅広い視点で今日の国際社会のありようを捉え, 今後私たちが持たなければならない「姿勢」について論じました。今回は入賞に至りませんでしたが, 今後もさらなる活躍が期待されます。

 8月15日(土), 終戦の日に鹿児島県南九州市にて行われました,「平和へのメッセージfrom知覧 第26回スピーチコンテスト」に高校2年, 佐藤 花さんが出場しました。このスピーチコンテストは今年全国3,378通の応募の中から, 一次, 二次審査を経て残った4名のみが本選に出場し, 佐藤さんは見事この審査に通過して, 本大会の出場権を得ました。
 結果は特選(第3位)。本校弁論研究部はこの大会において6回目の入賞を果たすことができました。「今こそ, 平和の種を蒔く」と題した佐藤さんのスピーチは, 北のひめゆり事件と沖縄戦のひめゆり学徒隊を, 自身の取材活動をもとに, 平和の尊さ, 大切さを訴えました。佐藤さんの思いのこもったスピーチは会場に力強く響いていました。佐藤さんは今月, 北方四島交流訪問事業に参加, 択捉島を訪問予定です。今後もさらに見聞を広め, 平和を世に発信し続けてくれることでしょう。

 9月5日(土), 群馬県館林市にて開催されました「第63回全国高等学校決勝弁論大会」に, 高校3年中野 琴美さん・立澤 めぐみさんが出場しました。本校は今回で15回目の参加となります。厳しい原稿審査を経て, 部長の中野さんは3年間の, 副部長の立澤さんは中学の3年間合わせて6年間の弁論研究部における活動の集大成として団体戦に臨みました。今回は入賞することができませんでしたが, 2人の弁士は実に爽やかに弁論を終えました。中野さんの「名前にこめられた思い」と題した弁論で, 人が「個人」として今をどう生きるかを見失いつつある現代社会において, 名前の持つ意味と, その重要性を再確認する必要性を伝えました。立澤さんは「人の数だけ異なる世界観」と題し, 平和のために私たちが歴史から学ばなければならないことは, まず隣にいる人の価値観を考えることから始まる, と訴えました。

 このほか, 8月28日(金)には「北方領土返還要求北海道・東北国民大会」・「北方領土早期返還祈念植樹」に, 部員3名が参加してきました。大会では,昨年度「北方領土を考える高校生弁論大会」に出場し, 最優秀賞に輝いた高校3年, 渡邊 理さんが「返還アピール」のスピーチを行いました。部員は祈念植樹も行い, 返還要求のシンボルである千島桜の苗木を道庁前の広場に植樹してきました。
 
 今年も弁論研究部の熱い夏が終わりました。今月からは, いよいよ来年に向けての活動が始まります。今後もさらなる発展に努めてまいりますので, 応援宜しくお願いいたします。

(弁論研究部副顧問 内山 閣人)