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高校 春の講演会を行いました




 「イランカラプテ!」4月23日(土),高校生徒を対象とした春の講演会第一部は,株式会社阿寒グランドホテル鶴雅グループ代表取締役 大西雅之社長のこの言葉で始まりました。「イランカラプテ」はアイヌ語で「こんにちは」のことで,「あなたの心にそっとふれさせてください」という意味があります。『北海道の未来と観光』と題した講演の中で,日本の観光産業の現状と今後の目標を具体的な数値を用いて分かりやすく示してくださいました。そして、ご自身の本拠地阿寒において,街づくりを「作品づくり」と考え,皆で取り組んでいることを具体的にご紹介いただきました。先人の築いた歴史に敬意を払い,「阿寒をアイヌブランドの基地にしたい。」との熱い思いを語ってくださいました。 講演後、大西社長に生徒から多くの質問の手が挙がり,講演後も控え室に質問に訪れていました。
 「企業家講座」や「観光開発」といった本校の特色ある授業を受けている生徒たちからは「授業で学んでいることの理解がより深くなった。」「様々な視点に立ち,考えることができた。」との感想が寄せられ,慶祥から海外へ留学していた生徒たちからは「留学していた経験があるからこそ,北海道の観光について語れることがある。」「海外の観光に対する意識と日本の意識の違いがわかる。」との感想が寄せられました。 この様な感想が出てくる背景には,思考力・判断力・表現力を育てる特色ある授業が展開されていること,海外留学や研修に積極的にチャレンジする生徒が多数在校する慶祥の環境があるからです。
 第二部の講師はかつて留学生として慶祥に在学して寮生活を送り,現在は東京大学大学院工学研究科に在籍している徐佳凝(ジョ カギョウ)さん。ご自身の体験を踏まえ「身の回りの小さなチャンスを大切にし,ターニングポイントを見逃さないように。」と後輩に語ってくれました。進路選択を真剣に考えている生徒達にとって良い刺激となるお話でした。 徐さんのように慶祥で学び寮生活を送った留学生たちの主な進学先は,東京大学,東京工業大学,イエール大学,マサチューセッツ工科大学,北京外国語大学,東京大学大学院,プリンストン大学院です。慶祥はこのように多くの留学生を受け入れ、高いレベルの大学への進学をサポートするなど、国際教育を展開しています。
 ご講演いただいた大西社長と徐さんに改めまして厚くお礼申し上げます。今後も慶祥では多彩な講師を招聘し、様々な講演会を実施します。