いつも応援ありがとうございます。
5月3日, 愛知県名古屋市東海学園大講堂にて開催されました, 内閣総理大臣賞文部科学大臣賞椎尾弁匡記念杯第70回全国高等学校弁論大会において, 高校弁論研究部3年, 佐藤 花さんが優勝し, 内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・椎尾弁匡記念杯の3つの賞を受賞しました。
厳しい原稿審査に通過し, 北は北海道, 南は宮崎から今大会には15校が出場。佐藤さんは12番目の登壇で, 演題は「『かわいそう』のその先へ…」と題し, 今日の大きな社会問題となっている難民問題について, 今後日本が世界に対し示す立場, そして私達日本人自身が考えなければならないことを特に「意識面・行動面」に注目し, 論じました。審査も大変厳しいことで有名なこの大会で, 佐藤さんは審査員の先生方から非常に高い評価を得ることができました。
今後も更なる発展を目指して参ります。応援よろしくお願いいたします。
(大会の概要)
1947年5月3日, 日本国憲法施行日に当時東海高校弁論部員であった海部俊樹元首相が第1回大会を開催しました。以来69回を数える内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞の両賞を冠した伝統ある全国大会で, 全国の弁論部員の目標となっている大会です。
東海高等学校は男子校で, 愛知県屈指の伝統進学校でもあります。大会では東海中学校・高校の生徒が聴衆となり, 弁論中の質疑応答では毎年数多くの質問と鋭い指摘が出てきます。
審査基準には聴衆感, 声量, 態度, 質疑応答などの審査項目が論旨とは別に細かく設定されています。100点満点中20点分が弁論内容に対する質問(10分間)への対応が評価され, この部分の得点により審査結果が大きく左右されます。
本校はこの全国高等学校弁論大会に, 17年連続北海道代表として出場をしています。この大会における成績は, 優勝回数7回となり, 毎年入賞を果たしています。
今回の佐藤さんの優勝で, 弁論研究部にとっては1999年の創部から数え, 全国大会優勝20回目の記念すべき大会となりました。
(高校弁論研究部顧問 内山 閣人)