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漢字の楽しい学び方




 第1回公開授業週間初日の7日(土),中学3年5組・6組で白川漢字の授業がありました。「立命館大学 白川静記念東洋文字文化研究所」より後藤文男先生にお越しいただき,特別講義が行われました。
 当日のテーマは「手」をめぐる象形文字について,現代の漢字にどのように生かされているのかが解き明かされました。例えば「看」という文字は,もともと「目」の上に「手」を当てて,遠くを見る,よく観察することから生まれ,現代でも「看護(よく観察して見守る)」に使われています。これらのことを知ることにより,漢字学習のモチベーションが飛躍的に高まるということでした。
 このような興味深い話に受講した生徒はもちろん,参観した保護者の皆様もすっかり魅了されていました。

 故白川静(しらかわ しずか)氏は,立命館大学文学部で長年漢字研究に携わり,多大な業績を上げた方です。慶祥では大学の研究成果をこのように生かした様々な特別講義が随時行われております。慶祥ならではの多彩でハイレベルなプログラムを体験することにより,学習への興味を広げ,深めることができるのです。