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運動系クラブ生徒対象の「応急手当&普通救命講習」を実施しました









 運動に関わる事故や急病は,いつ,どこで起こるかわかりません。そのようなときは,その場に居合わせた人のいち早く正しい応急手当が,傷病者の救命やその後のケガの治り具合に大きな影響を与えます。そこで,日常的に運動に関わる運動系クラブの代表生徒に,正しい応急手当の知識と技術を身につけさせたいということから,12月20日,21日の2回に分けて,「応急手当&普通救命講習」を実施し,合計67名の中学生・高校生が参加しました。
 2日間ともに,養護教諭から日常的に起こりやすいケガに対する「応急手当講習」と,江別市消防本部の方を講師に招いてAEDを使用する心肺蘇生法を中心とした「普通救命講習」を行いました。「普通救命講習」では,最初のうちは手順の書かれた紙を見ながら心肺蘇生法を行っている生徒たちも,練習を重ねるうちにスムーズに行えるようになり,特に保健の授業で習ったことがある高校生や,過去にこの講習を受けたことがある生徒は完璧に実施できるようになっており,1人だけではなく2人や3人で行う方法にも上手に取り組んでいました。約3時間半という長時間の講習でしたが,参加した生徒達は最後まで真剣に取り組んでいました。終了後には,江別市消防本部の方から救命技能を有することを認定しますということで,「市民救護士講習修了証」が全員に手渡されました。

<生徒の感想>
・AEDを使ったことがなかったので緊張したけど,いざというときに命を助けられるようにくり返し講習に参加したいと思います。(中学女子)
・講習を受けて,部活動で仲間が倒れたときや屋外で一般の人が倒れている場面に出くわしたとき,少しは自信を持って救命活動をすることができると思いました。(中学男子)
・今までは誰でも簡単に出来るものだと思っていたけれど,人工呼吸はなかなか空気が入らず難しかったです。胸骨圧迫も1人でずっと続けるのはすごく大変で,多くの人の助けが必要だなと思ったので,もし人が倒れている場面に出会ったら,見て見ぬふりをするのではなく,積極的にかけつけて人の命を救おうと思いました。(高校女子)
・今まで保健の授業でなんとなく習ってはいたけれど,実際にやってみるとうまくいかないことの方が多く,今回の講習のように“実際にやってみる”ことの大切さを感じました。また,どれだけ手順ややり方を知っていても,実際に誰かが倒れている場面に出会ったときに“自分がやる”という勇気を出せることも大切であると学びました。(高校男子)
・誰かが倒れているのを見たときは,きっと誰かがやってくれるではなく,自分から自発的に自信をもってできるようになったと思います。(高校男子)
・この手当てをできる人は多くはいないと思うので,自分が先頭に立って,そして勇気を持って1つしかない命を見過ごさないようにできればいいなと思います。(高校男子)
・実際に行動を起こす勇気を持つことが1番大切だと分かったので,完璧でなかったとしても自ら行動したいと思います。(高校男子)
・道端で倒れていたり,運動中に倒れている人がいたら,自分から積極的に勇気を持って行動することが1番大事だと感じた。救命技能を忘れることなく維持向上させるため,定期的にやり方を確認し,人の命を助けることができるような人間になりたいです。(高校男子)