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中1・2 西川悟平氏 ピアノワークショップ

 7月19日(水)中学1年と2年の道徳の授業として,「西川悟平氏 ピアノワークショップ」を開催しました。
 西川氏は,JALやパナソニックのCMにも出演され,絶望からの復活を遂げた「7本指のピアニスト」として世界中で華々しい活躍をされています。授業は100分間。その間,演奏と映像,そして関西弁によるひたすら熱い語りがあり,生徒たちは熱心に聴き,大きな声で笑い,感嘆の声を挙げていました。

 今回のワークショップには,折しも慶祥中の生徒と交流するために中国から来校していた北京師範大学附属実験中学校の生徒14名も参加しました。西川氏は,日本語に加えて,北京からの中学生のために英語も用い,会場は日本語と英語とが入り乱れて,生徒は英語で理解する力も鍛えられました。また,当日は保護者会の文化委員会が主催する文化講演会との共催であったため,多くの保護者の方々も参加されていました。
 西川氏の語りは,15歳から始めたピアノの話から,師との出会い,渡米の決意,好機到来,プロデビュー,突然の発症,懸命なリハビリ,再びの好機到来,夢の実現に至る話でした。その語りを貫くものは,「夢の実現に不可欠なことは,自分を大切にしつつ,いつも前を見て一心不乱に努力することである」とのメッセージでした。

 生徒たちの感想は「夢にリミットはかけない,という話に心が大きく動かされました」「目の前にあるチャンスはつかめ,そのチャンスは二度とこないかもしれない,という言葉通りチャンスを無駄にせず挑戦したいです」「私も西川さんのように前例や他人の意見にとらわれず,自由な発想ができる大人になりたいです」「将来自分でお金を貯めて,海外へ西川さんの演奏を聴きに行きたいです」「とても7本指で弾いているとは思えないくらい,なめらかな演奏で驚きました」など,大きな反響がありました。西川氏のポジティブな生き方を語った言葉が,慶祥の生徒や保護者,北京の中学生の魂を大きく揺さぶった100分間でした。
 昼休みには,本校吹奏楽部との交流会を行いました。交流会では,『のだめカンタービレ』のモデルとされる,スペシャルゲスト野田あすか氏による演奏と,野田氏と西川氏による連弾演奏に聴き入りました。吹奏楽部の生徒たちは,野田氏の澄んだ音色と西川氏の力強い演奏に,「素晴らしかったです」「感動しました」「もっと聴いていたかったです」とお二人の演奏に心打たれた感想を口々に述べていました。

 西川さん,野田さん,お忙しい中大変素敵な時間をつくっていただき,ありがとうございました。