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高1 性教育講座が行われました





 2017年10月25日(水)6時間目にサブアリーナにおいて,高校1年生を対象にした性教育講座を実施しました。「対等で尊重のある関係を築くために」をテーマに,NPOピーチハウスのアウェア認定デートDV防止教育ファシリテーターである志堅原郁子さんと山田さおりさんにお越しいただき,「デートDV防止教育プログラム」を行っていただきました。
 「デートDV」とは,親密な関係性のデート相手に対して行われる身体的・精神的・性的・経済的暴力のことをいい,そこには「力と支配」があります。
 プログラムは,朝のSHRで各自の意識をチェックするところから始まりました。講座では「デートDV」を起こす主な社会的要因に,暴力容認とジェンダー・バイアスが深く関わっており,その誤った考え方や態度を「学び落とす」(unlearn)ことが必要であるということをDVD等の視聴覚教材や教員によるロールプレイなどを通して学びました。一人ひとりが価値ある人間として,対等で尊重し合える関係性について考える良い機会になったのではないかと思います。
 講座終了後の感想文には,「高校生や中学生の事例も多く紹介されていて,決して他人事ではないと思った。」「普段何気なく行っている行為の中にも,デートDVにあたることがあるかもしれないということを知ったので,今後の生活では1つ1つの言動を考えていきたいと思った。」「自分も固定観念にとらわれていることを実感した。知らないうちに自分の固定観念を他人に押し付けることがデートDVにつながっていて恐いと思った。」「“暴力は選ばれて行われる”これはデートDVだけではなく,虐待やいじめなど様々な場面にも通ずるものだと思った。」「講座を聞く前の自分と聞いた後の自分とは考え方が変わった。」「“学び落とす”その言葉に表されるように,自分たちが知ってきた,まねてきたことを改めて考える,そんな良い時間だった。」など,様々な「気づき」や「考え」,そして今後の行動の指針になったということが多く書かれていました。