12月2日に「第12回北海道 小・中・高生短歌コンテスト表彰式」が北海道立文学館で行われました。
本校からは
「特別賞 北海道新聞社賞」に中1伊藤孫一、
「入選」に中1松賀瞳直、中2根岸慶が選ばれました。
「特別賞 北海道新聞社賞」
帰り道昔あそんだブランコが遊んでいけよとさびしくゆれる
伊藤 孫一
【講評】擬人化がうまくいった作品だ。昔は夢中で漕いだブランコも大きくなるにつれて、乗らなくなった。いつも、帰りにはあのブランコに乗ったものだ。ふと見るとブランコが「遊んでいけよ」と誘っている。その様子も寂しそうだ。ひとつの事柄に気持ちを込めてうたい、自然な気持ちを込めているところが良い。
「入選」
ラインでは心の中は読みとれぬ明日も会いたい友の笑顔に
松賀 瞳直
【講評】ラインだけでは相手の心の中はわからないので、実際に友の笑顔に会いたいという素直な歌である。友達がたくさんいる喜びが伝わってくる。
「入選」
亡き祖父と過ごした夏の楽しさを蘇らせる真っ赤なトマト
根岸 慶
【講評】今年も畑に真っ赤なトマトが実った。それを見ていると祖父がいた頃の楽しさがよみがえってくるのである。きっとそのトマトも祖父が育てていたのであろう。祖父に対する思いが表されて良い作品になっている。
1月21日まで道立文学館の1階ロビーで、入選以上の作品 の原本が講評とともに展示されています。観覧は無料です。
詳しくは北海道立文学館のHPをご覧ください。