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中3 性教育講座

1月24日(水)2・3時間目,中3生徒を対象に行われた性教育講座では,北海道助産師会の助産師 安藤由美子さんに『いのちのメッセージ』というテーマでお話をしていただきました。

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 第Ⅰ部は“いのちの誕生”と題し,カードに開けられた穴と貼られた小豆で卵子と胎児の大きさを確認したり,人形を使い出産のときの赤ちゃんの様子を具体的に教えていただきました。東日本大震災の時に東北で生まれた赤ちゃんたちの動画を見せていただき涙を浮かべる生徒も多かったです。
 第Ⅱ部は“性のプライド”と題し,思春期の男女に多い性の悩み,交際についての悩みなどを分かりやすく伝えてくださいました。中絶の多い札幌市のデータや交際中の男女に起きた事例などを通し,高校生になる前の今の時期だからこそ性の影の部分についてもしっかり伝えていただき,さらに,中絶を選択した高校生の話など現場での経験を踏まえてお話してくださいました。安藤さんの情熱に吸い込まれるように,避妊の話なども生徒たちは真剣に耳を傾けていました。昔行われたヨーロッパの実験の話では,赤ちゃんは愛情がないと生きていけないということもわかりました。
 講座の終盤には,保護者の方に書いていただいた『親からの手紙』を紹介しました。講座を受ける前は『いかがわしい』『気持ち悪い』など性教育に抵抗をもっていた生徒も,“性教育”を“生教育”と捉え,自分にとって必要だと考えることができたようです。今後も一人一人が自他の心や体,命を大切にし,望ましい人間関係を築くことができる大人に成長していってくれることを願っています。

【生徒の感想】
●自分を育ててくれた親に感謝したいと思いました。これから自分が親になった時,今日のことを思い出せたらいいなと思いました。(女子)
●この講座を受けるまで,そんなに命や性についてじっくり考えたことはなかったけれど,改めて命の大切さや周りの人を思いやる気持ちはとても大切だと気付くことができました。(女子)
●命の誕生の過程や重み,そして儚さを教えていただいたことで1番大事なことを思い出した気がします。また,女性は妊娠するとどれくらい苦労するのかを知って,自分は男だから経験することはないけれどその人の気持ちになって考えられたらいいなと思いました。(男子)
●今,自分が生きていることを両親に感謝したいです。両親の僕に対する愛情がなければ,現在の自分がいないと思うと…。今回の講演は「命」や「性」について勉強することができ,将来とても役立つと思いました。(男子)

【保護者の方の感想】

●普段は性教育について全く話をする機会がなかったので今回の講座は大変良かったです。様々な場面での対応等わかりやすく説明していただいて勉強になりました。
●家庭ではなかなか話し合うことのできない内容だったのでよかったと思います。
●今の性教育はどんな感じなのか知りたく参加させていただきました。どのように話すのか参考になりました。
●男女一緒に大切な命のお話を聴くことができてよかったと思います。男の子は恥ずかしさからなのか,積極的に発言したり,ざわざわしたり…やはり心身ともに女の子のほうが落ち着いているのですね。
●いつか子どもに伝えないといけないと感じていた内容がしっかり話されていて感謝の気持ちでいっぱいです。男の子だからこそ「責任」の重さと自分の体を守ること,この二つは必ず伝えないといけないと思っていました。


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