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中1 北海道研修へむけた事前学習スタート

 工夫ををこらした展示とプレゼンテーション、あたたかな接客姿勢で、来客者の方々から好評をいただき、はじめての立命祭を無事に成功させるこができた中学1年19期生。立命祭の翌週から、次なるチャレンジである2泊3日の北海道研修にむけた準備を開始しました。今回はその一部、外部の方をゲストにお招きした学習会の様子を紹介します。
 まずは、北海道新聞OBの田村晋一郎さんによる「質問力向上講座」です。北海道研修の獲得目標のひとつに、「質の高い質問ができる力の習得」があります。そこで、今回は、質問(取材)のプロである田村さんから様々なアドバイスをいただき、質問のコツをつかもうという取り組みです。また、質問だけではなく、学びのまとめの方法として、写真の撮り方や知り得た情報のまとめ方など大変参考になるお話をいただきました。「聞く」と「聴く」、「質」と「問」、「inter」と「view」の話などは生徒にとって、特に印象的だったようです。  

 続いて、北海道大学の渡辺悌二先生による出前授業です。北大大学院・地球環境科学研究院に所属され、ジオパークの専門家でいらっしゃる渡辺先生には、北海道研修で訪問予定の有珠山や昭和新山に関する情報や、ジオパークとジオツーリズムの意義についてご紹介いただきました。北海道大学のロゴが入ったスライドと渡辺先生の専門性の高いお話に、はじめは緊張気味の19期生でしたが、次第に雰囲気にも慣れ、最後には多くの生徒が質問をし、学びを深めることができました。(授業終了後にも渡辺先生のまわりには多くの生徒が質問にやってきました。すごいぞ19期生!)最後に、北海道庁より農政部の大友篤さんをお迎えし、北海道農業の今とこれからについて教えていただきました。例年北海道研修では、初日に、ニセコ・蘭越地区を中心としたファームステイをおこなっています。今年度は、事前学習で北海道農業に関する知識を十分に得て、現地で出会った農家の方や酪農家の方々に北海道農業をテーマにインタビューをしてみようと準備しています。そのために、北海道庁にご協力をいただきました。

 事前学習にご協力いただいた3名のゲストの方々本当にありがとうございました。どの学習会も生徒にとって、成長の糧となる内容だったと思います。また、専門性の高いこれらの学習会にくらいついていく19期生の学習姿勢もお見事でした。このように、北海道研修では事前学習に多彩なゲストをお招きし、研修にむけて丁寧に準備を行っています。このようにして、研修旅行の事前と事後に学びを深めていく作業は、本校における研修旅行の伝統です。19期生たちは、今回の事前学習をとおして、慶祥の伝統をまたひとつ肌で感じることができたと思います。
 北海道研修は、夏休み明けの8月26日~8月28日まで実施されます。

文責:山口太一(学年主任)