8月22日（水）の2･3時間目（1～3組）、4･5時間目（4～6組）に中3キャリア教育の一環として「ライフプランニング授業」を実施しました。これは、ライフプランニングを通して、これから先の長い人生における自分の夢やなりたい姿を描くことで、生徒に人生を計画的に生きることの大切さや、夢に向かって努力することの大切さを感じさせることを目的として実施しています。

　生命保険会社のライフプランナー、31名の講師の方々にご協力をいただき、生徒たちはそれぞれ5名前後のグループに分かれて、講師の方々のアドバイスを受けながら、様々な情報を分析して各々の将来設計を試みていました。
　設定は28歳の銀行員と看護師の夫婦。その中で、家族構成、子どもの教育、家庭の収入、住宅、いろいろな種類の出費、車の購入や家族旅行などの家族の夢･･･様々な要素を取り入れながらライフプラン表を作成していきます。その過程の中で、生徒たちは自分が育ってきた過去や環境を振り返り、自分の両親が自分に与えてくれた想い、優しさ、愛情に自然と気づいていったように思います。
　最後に、全体へ感想を発表する場面では、「自分の親には金銭的にも大変な負担をかけて育ててもらっていることに気がつきました」「教育にお金がかかることが理解できたので、もっと勉強しようと思いました」「親に改めて感謝したいと思います」などといった声が聞かれました。さらには、「人の人生設計に協力し、貢献できるライフプランナーという仕事に感銘を受けたので、将来自分がなりたい職業の選択肢としたいです！」と発言した生徒もいました。生徒たちは、非常に楽しくて有意義な時間を過ごしていました。この取組が、生徒達の将来の最適なライフスタイルを考える機会となり、自ら学習に向かう心の成長につながることを願っています。

　改めまして、このように中3キャリア教育の実施に際して、お忙しい中ご協力いただいた生命保険会社のライフプランナーの講師の方々に、心よりお礼を申し上げます。

（中3学年主任　齋藤伸幸）