海外では、演劇やパントマイムを通じてコミュニケーション能力や表現力を育む「ドラマ」と呼ばれる授業が一般的に行われていますが、日本で3年間の成長を見越してこうした授業を継続的に取り入れている学校は、まだ少ないのではないでしょうか。
慶祥中学校では3年生の立命祭で全クラスが創作劇を披露します。その最終ゴールを目指して、1年生では、言葉に頼らない身体での表現やコミュニケーション能力を、体験しながら学びます。
講師を務めてくださるのは、昨今の活躍めざましい「札幌座」の俳優陣。実際の稽古場で行われているウォーミングアップの内容を取り入れ、ゲーム感覚で授業が行われていきます。
写真は、じゃんけんをして勝ったほうが相手の手を握る、というゲームをしている様子と、身体を使って「めがね」を表現する、というお題に挑戦しているところです。 写真は、じゃんけんをして勝ったほうが相手の手を握る、というゲームをしている様子と、身体を使って「めがね」を表現する、というお題に挑戦しているところです。
初めてのことに最初は戸惑い気味だった生徒も、繰り返していくうちに自然と笑顔がこぼれるようになります。
もちろん、こうした活動が苦手な生徒もいますが、周りの気遣いによって徐々に場になじんでいく様子が見てとれ、大変良い雰囲気で今年度の全授業を終えることができました。次年度の活動も楽しみです。