開会式で選手宣誓を務めた小原は1回戦から4回戦まですべて10枚以上の大差をつける束勝ちで圧勝、宮下との同校対決となった決勝でも格の違いを見せつける15枚差で勝利しました。一文字めどころか半音で反応する取りは他を寄せ付けず、審判を務めた北大かるた会の方も「一人だけ異次元のかるたをしている」と絶賛していました。

　公式戦デビューとなった一年生の健闘も光りました。わずか3ヶ月前にまったくの初心者で入部した本間は1回戦で嬉しい初勝利。2～4回戦は敗れたものの、東北北海道大会代表のかかった最終5回戦では１枚差の運命戦までもつれこむ接戦をしぶとく制し、代表の座を見事につかみとりました。今後の成長が楽しみです。

　今大会の結果を受け、7月30日から開催される第43回全国高等学校総合文化祭佐賀大会【小倉百人一首かるた部門】の北海道代表に本校から小原・宮下・渡部・吉田の4名が選出されました。小原さんは主将、宮下くんは副将を務めます。また、7月6日に宮城県で開催される第12回東北北海道高等学校選手権大会の北海道代表には本校から渡部・吉田・本間が選出されています。

　青春の全てを懸けて競技かるたに取り組んできた小原愛美の最後のシーズンがスタートしました。5月19日の北海道高等学校対抗競技かるた選手権大会で優勝すれば、カルタ―の聖地・近江神宮で開催される全国高等学校かるた選手権大会に出場できます。「小原先輩と一緒に近江神宮へ行こう」を合言葉に練習に励んでいる競技かるた部の今後の活躍にご期待ください。

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