立命館慶祥高校女子テニス部は、新たに元気のよい1年生、大畑、髙橋、梅田、中村、土田、有薗、菊地、黄木、武田、野村、渡邊の11名が加わってくれて、18名で新年度をスタートしました。今年度は実力のあるジュニア選手は入部していませんが、普段の練習中に、大きな声で必死になってボールを追いかけている1年生の姿からは、部活動の原点を思い出させてくれます。また、大会当日には、大会運営や先輩たちの試合のために、笑顔で素早く動き回って貢献しており、私自身も1年生達からたくさんのことを学ばせてもらっています。6月下旬には全員がコートに立って戦うことになります。今から多くのことを吸収して成長していってくれることを期待しています。
　今シーズンも札幌支部には優れたジュニア選手がたくさんおり、勝ち上がるのが簡単ではありませんが、部長の浅輪とエースの田巻、そして2年生の鈴木、田中が活躍し、団体戦で見事に5位を勝ち取ることができました。さらには2年生の小河、三浦、石村がしっかりと応援体制を確立し、チームを支えてくれました。慶祥らしい、チーム力で勝ち取った5位だったと思います。
　個人戦ダブルスでは、浅輪・田中ペアがベスト8に入りました。チャレンジャー精神で思いっきりぶつかっていく姿勢が見られ、成長が感じられました。次の大会も楽しみです。田巻・鈴木ペアはベスト4に入り、順位決定戦でしっかりとしたプレーで勝利し、3位となりました。よく健闘してくれたと思います。大会中の試合を重ねるごとに、2人の息が合っていったようにも見えました。今回得られた課題を克服し、さらに力をつけていくことでしょう。
　個人戦シングルスでは、田巻が3位、鈴木、浅輪がともにベスト16という結果でした。レベルの高いシングルスプレーヤーが多く、なかなか勝ち上がっていくことは容易ではありませんが、今回出場した3人は本当によく健闘したと思います。特に浅輪は格上のシード選手を撃破してつかんだベスト16。部長として、これまでチームを一生懸命引っ張ってきた力を本番の試合で出すことができて、私達を感動させてくれました。
　いよいよ3年生にとって最後の大会、高体連地区大会までは残りわずかな期間しかありません。慶祥テニス部らしく部員全員が気持ちを1つにして、悔いのない本番を迎えられるように十分な準備をしたいと思います。
　今大会においても、選手たちの応援のために連日、そして遠方より大会会場まで足を運んでくださった選手のご家族の方々、さらには引退した選手達のご家族の方々、チーム関係者に深くお礼を申し上げます。また、日頃の部活動に協力、応援してくださっている方々に心より感謝申し上げます。引き続き立命館慶祥高校テニス部にご声援をいただければ幸いです。

（女子テニス部顧問　齋藤伸幸）