スーパーグローバルハイスクール(SGH)

SGH 観光開発・高大連携講座第2弾




 観光開発講座の高大連携講座第2弾として,立命館大学文学部地域研究学域教授である河原典史先生にご来校いただきました。河原先生のご専攻は地域観光学であり,「漁村形成と漁村家屋に関する地理学的研究」をテーマとしている先生です。

 今回の講義では,「地域研究から観光を考える」ことを教えていただきました。例として福井県三方郡美浜町が「へしこの町」として確立するまでの歴史(地域研究)を丁寧に説明していただきました。単なる海水浴をメインとしていた観光から,「海の幸」と称される魚食文化(郷土食「へしこ」の確立)を前面に出す観光へと、海のツーリズムが変化していく歴史を知りました。また,フィールドワークでどのような調査をする必要があるのかも教えていただきました。一次資料の重要性,とりわけ“地理写真”(地形がわかるもの,地域名がわかるものを入れるなど)を撮ることは今後のサハリン研修でも大いに活用できます。

 観光資源は時代によって変わっていき,今,注目される新たな資源を見つけ出すには地域研究が重要であることを生徒たちは深く理解できました。