スーパーグローバルハイスクール(SGH)

国際社会:アイヌ特別講義①

 IRコースの「国際社会」講座において,アイヌ特別講義が行われました。今回の講師は,北海道平取町立二風谷アイヌ文化博物館学芸員補の関根健司さんです。関根さんは平取町にてアイヌ語を小学生に教えたり,ラジオのアイヌ語講座を担当したりしているアイヌ語スペシャリストの一人です。
 今回の講義は,アイヌ語を中心に,現在のアイヌの状況やNZのマオリの政策などを話していただきました。

生徒感想
「ネイティブスピーカーとしてアイヌ語を話せる人が殆ど残っていないことが一番の衝撃だった。アイヌであることを理由に差別を受けて苦しんできた親達が子どもに同じ目にあわせないために,アイヌ文化やアイヌ語を子どもに教えようとしない事実を知り,深く考えさせられた。同じアイヌであったとしても,そのことをよく思う人と悪く思う人がいることで,アイヌ語を話せる人が減り,今では殆どいなくなってしまったのだと思う。アイヌ文化もマオリ文化の様に国全体にその存在が認識されれば,アイヌ語に興味を持ち,話せる人が増えていくのではないかと感じた。」
「今までアイヌ文化やアイヌ人に対して何となくしか知らなかった部分でも,最近のアイヌの現状やこうやって活動している方もいることを改めて学べて,とても良い機会になった。また,新しい言語を作ったり,アイヌ語を第1言語としている人が少ない中で言語を保存したり,伝えたりしていくというのはどのようなことかを,私自身も外国語を学んでいる身として学べた。そして,関根さんのアイヌへの熱い思いを受け取ると共に,北海道で暮らす人間として,もっとアイヌを身近に感じるべきだと考えるきっかけになった。」