スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

高校 SSH アメリカ合衆国ハワイ海外研修報告-2




 3日目 (7/23)
  この日のテーマは「How does understanding the interactions between our atmosphere and the topography of this land drive us to develop and design proper engineering solutions for constructing ground-based telescopes?」
  ハワイ大学のSung先生とThirty-Meter Telescope(TMT)のSkidmore先生の講演がありました。マウナケア山頂に建設を計画している直径30mの口径を持つ天体望遠鏡について,科学的観点,工学的観点,そして天文学的観点から考える機会となりました。どのような工夫があり,どのような科学的価値のある計画なのか学ぶことができました。
  午後にはマウナケアに向かい,標高3000m付近での散策や夜の天体観測を行いました。マウナケアの自然環境に触れ,眼下に広がる雲海と夜空にきらめく星を見て生徒たちは何かを感じ取ったようです。




 4日目 (7/24)
  この日のテーマは「How does being kama'āina, familiar and connected with the environment, enhance one's ability to create and engineer technology that will allow us to explore other worlds?」
  まずはGemini Observatory Northern Operations Centerを訪れ、研究者と直接話す機会を得ました。本校の3人もようやく諸活動に慣れてきたようで,疑問に思うことを積極的に質問しながら意見を交わしていました。
  ROBOTICSのワークショップでは簡単なプログラムにより制御できるロボットを使って,火星でのサンプル回収を仮想したコンテストを実施。他国の生徒と協力しながら,より多くのサンプルを回収できるように工夫していました。ちなみに優勝は慶祥・カナダ・ハワイの教員チームでした。
  夕方からは,各校の研究発表会。学会ではないので,それぞれの生徒が取り組んでいる分野は様々。そのため質問も多く交わされました。本校の発表内容は生物分野にかかわるものでしたが,聴衆の関心を強く引き付けていました。