スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

高校 SSH SS DayⅡ開催しました






 9月22日(月)にSS DayスーパーサイエンスデイⅡを開催しました。
 SSDayⅡは高校2年生を対象に実施。「研究するということ」をテーマに実施しました。
 文系生徒は3講座。立命館大学経済学部松原豊彦先生,政策科学部の宮脇昇先生に来校いただきました。また,研修旅行ガラパゴスコース,マレーシアコースの生徒たちは北海道大学大学院藤井賢彦先生の「持続可能性とグローバリゼーション」としてマレーシアやガラパゴスの自然保護に関する講義を受講しました。
 理系の生徒たちは卒業生が語る研究。総合研究大学院大学に所属する村上達郎さんと杉森聖子さんに自らの研究と高校生である生徒たちに自分の経験を踏まえたメッセージを送ってくれました。今回理系講座は新しい試みとして男女別実施。「リケジョ」といわれるように理系女子のみのクラス,男子だけのクラスで実施しました。女子だけのクラスは予想以上の熱気でした。村上さんは自らの研究活動や高校時代の経験をちりばめながら12個のメッセージを高校生に送り届けました。
 10月のSSH。秋のSSHは活発です。1日にSSHスペシャルW講演会,中学は植松努氏,高校は鹿野恒氏講演会。6日に北海道大学研究林訪問,17日からオーストラリア研修,その他SSHホームページで各種発表に関する報告をします。秋のSSHにご期待ください。

<生徒の感想>
 私は化学と医学に興味があってその研究ができたら楽しいだろうなと今は考えています。まさに,今日の話は自分が興味のあることを追いつづけ,密度の高い研究をしているお二人のお話。「私はその後輩である」と考えてみると,自分も頑張れば,こういうふうになれるのかもしれないと思えました。お二人の行動力のすごさが印象に残りました。「本を読んで文化や歴史を学べ」というメッセージしっかり受け止めました。まずは積極的に行動していきます!ありがとうございました。

 松原先生がおっしゃっていた「農業経済に興味を持ったきっかけ」というのが私たちの生活と密着していたものだったことに驚愕でした。日常的に持った疑問を大学にまでいって徹底的に学び続けられるというのはすごいことだと思います。そして今徐々に拡大しているアグリビジネスについてのお話も聞かせてくださいました。農業=第1産業と完全に決めてしまうのではなくて農業関連産業にまで話を広げることで,第2次,第3次産業にまで広がりうることを知りました。他にも第6次産業という新たな産業が生まれつつあるという事実を知ることで農業にはかなりの可能性が秘められているんだなと思いました。

 今回の講演を通しての大きなテーマである「持続可能」「グローバリゼーション」について深く学ぶことができました。「持続可能社会」については改めて日本は世界の先進国と比較しても持続可能性が低く,今のままでは環境負荷が大きすぎるということに気づかされました。そんな中で私たちのクラス北海道は国内で唯一「持続可能社会」をつくるいことができるというお話を聞いてすごく関心を持ちました。「グローバリゼーション」との大きなつながりがあるということもわかってよかったです。