スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

北海道大学研究室訪問を行いました(1)





 12月8,9,10日の3日間に渡って,高2理系の現代科学Ⅱ(応用課題研究)で北海道大学の研究室を訪問しました。

 12月8日(月)は青木茂准教授(低温科学研究所)に13名,永田晴紀教授(工学研究院)に13名が訪問しました。

(青木研究室)
 青木先生が南極で採取した氷の薄片作りを,マイナス20℃の実験室で行い,その氷を保存してあるマイナス40℃の世界を体感させていただきました。また,南極観測隊として青木先生ご自身が参加されたときの苦労話や裏話なども交えながら,地球の大気組成や環境の変化などを教えていただきました。研究内容だけでなく,研究者として活躍するために必要とされる,共通する大切な資質や心構えなども教えていただきました。

(永田研究室)
 永田先生が取り組まれているロケットなどの宇宙工学の小型化について,説明いただきました。宇宙工学の小型化は何を意味するのか,小型ロケットの燃料として開発したハイブリットエンジンの利点はなにか,その研究開発での課題は何かなどをスライドで説明していただき,空き缶を使ったパルスジェットエンジンのデモンストレーションをしていただきました。これらをとおして,工学の研究する上で必要な心構えをお教えいただきました。