スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

SSH課題研究発表会を行いました。~口頭発表





 SSH課題研究発表会を2月5日(木)16:00~18:00に行いました。当初は12月18日に予定していましたが当日は暴風雪警報が発令されて臨時休校となり,この日に再実施することになりました。
会場の関係で放課後の2時間の実施となるため,かなりタイトな進行となりました。
内容は第1部「SS課題研究発表」と第2部「ポスター発表」からなります。高3学年SSコースの生徒26名が1年間行ってきたSS課題研究と,高校自然科学部による研究の発表です。
 助言者にSSH運営指導委員の鈴木久男教授(北大),鈴木孝紀教授(北大),鈴木誠教授(北大),植松努氏(植松電機,専務)を迎え,高3学年SS26名,高校自然科学部10名に加えて,高3学年SS以外の立命館大学理系学部進学予定3名,高2学年で次年度にSSコースを希望する16名が聴講しました。

第1部「SS課題研究発表」
 SS課題研究の口頭発表4テーマをアッセンブリホールの広い会場で行いました。12月に準備してから練習を繰り返した成果が実り,発表者はみな落ち着いた発表です。
 質疑応答では,エゾアカガエルとエゾサンショウウオの給餌状況の差異はあるのか,スクロース溶液の赤色色素の溶解状況の確認や凝固時の断熱処理は何のためか,スクロースを使用したのはなぜなのか,ミューオンの確定的な選別方法はどのように考えているか,などの質問が聴講する生徒から出て,活発なやりとりがありました。
 大学の先生による助言では,なぜこの研究をしたかったのか-研究の動機-をもっと前面に出すべきこと,実験の効率を向上させることも研究を進める上で大切なこと,対象の比較は数値を用いて行うことが研究の質を高めること,研究を行う上では発見された状況を詳しく調べるなど先行研究を知ることが重要であること,などのアドバイスをいただきました。

《口頭発表》
SS課題研究(3年)
「両生類の幼生期から成体における四肢の骨形成の変化」安藤葉生・磯部太志
「断熱による溶液の凝固の変化」白川侑依・平尾莉那
「個体再生~ガザニアとCAM植物における組織培養~」斉藤萌・櫻井里菜
「宇宙線ミューオンの観測」木本颯太郎・高橋遼

第2部「ポスター発表」