7月30日(木)~8月1日(土),自然科学部物理班の実松さん,掛川君,高橋君の3名が,第39回全国高等学校総合文化祭の自然科学部門ポスター発表種目に参加しました。
発表テーマは「月周回衛星「かぐや」の一般公開データの活用」です。
JAXAがインターネット上に公開している「かぐや」の月面探査データから,専門研究者のご指導によって月基地建設適地の地形を解析してきました。その上で一般に利用することができる地形解析ソフトの活用を試みた研究です。
30日は第1回目の審査がありました。10分間の審査時間のうち4分が説明,残りの時間が審査員からの質問です。想定外の質問が出てあわてる場面もありましたが,前もって質問されそうなことを調べたり,原稿を半分にそぎ落としたりしたため,自信をもって臨むことができました。
31日は第2回目の審査で,4分間の質問です。質問は,この研究で目指したこと,分かったこと,これからの展望を説明してください,といったことを短時間で説明することが求められました。
1日の午前は巡検です。同じ巡検ごとに指定されたホテルに宿泊していたので,朝の移動バスに乗り込み一路,琵琶湖博物館へ向かいます。琵琶湖周辺の泥岩から植物化石を採取する実習に取り組みました。
午後は閉会式です。大津市に移動して表彰式,講評をいただきました。
受賞は逃しましたが,全国の自然科学系部活動の高校生が自然科学の研究に取り組んだ成果の発表に触れることで,情報交換や発想のヒントを得ることができ大変有意義な総文祭でした。