スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

高2理系で新日鐵住金の企業研究者による特別授業を行いました

11月14日(土)1hで2C,3hで2Dに,SSH学校設定科目「現代科学Ⅱ」として,新日鐵住金の砂原公平氏による「溶鉱炉の化学」の特別授業を行いました。


 溶鉱炉は鉄を作り出す設備ですが,20年もの長期にわたって1000度を越える高温で,鉄鉱石の主成分である酸化鉄から酸素を奪って鉄に還元させる化学反応の場所です。
 酸化鉄の還元反応は,教科書ではたった1行で書き表されますが,実際の溶鉱炉では,安全に,経済的に,高品質に鉄を作り出すには,多くの課題があり,様々な研究と工夫が行われてきました。
 これらを,製鉄のプロとして企業研究者の視点から具体的な事例をあげて紹介していきます。
 参加した生徒は,教科書で学ぶ知識が,実際の企業現場ではどのように利用されているのか目の当たりにし,実社会で活用される科学知識や科学技術について認識を新たにしました。