これまでの有珠の噴火は約30年前後の間隔で繰り返されていて,被害を受けながらも噴火の特徴を知ることができ,2000年噴火では住民避難に成功して犠牲者を出さずに済んだこと。その噴火の特徴や噴火中の現象などを具体的なデータを示しながら英語と日本語を交えながら講義していただきました。 また,噴火の度に場所を変える噴火口の過去の位置から次に噴火するであろう場所を理由をつけて予測してみたり,活発な質問にお答えいただいたりして,約2時間のレクチャーとなりました。 |
早朝の冷たい雷雨で実施を心配しましたが,徐々に回復して上り坂では汗ばむくらいでした。噴火湾側の南駐車場から洞爺湖側の北駐車場に抜けていく散策路を進みます。廃道となった町道に沿って進んでいきます。途中,被災した幼稚園を観察し,噴石の飛来や地面の隆起を観察します。 峠付近では,風は冷たく火山噴出物の粘土質の土は足下を滑りやすくして,尻餅をつく人が続出しました。火口がいくつも散在する西山火口は2000年噴火の余韻をわずかな白煙に残し,一面がススキに覆われる中に若いシラカバが所々に立っています。その中を大島先生の案内で詳しく観察していきます。昼食後,湖側の廃道で断層を観察しながら下っていきます。その後は火山センターで有珠噴火の動画や展示物を見学しました。 |
・地盤変化の様子とその原因 以上の3つから1つ選んで,慶祥4,5人とNJC2人の生徒がチームを組んで,1時間で,慶祥の生徒も英語を使ってNJCの生徒と検討をし,画用紙にイラストを書いてまとめていきます。その後,1チーム5分の発表時間で発表をしました。 |