2016年度の国際共同課題研究で慶祥が取り組んできたエアロゾルの研究のために，3年の安中遥香さんが，同じ立命館学園の附属校の立命館高校を訪れ，電子顕微鏡の写真撮影をしました。
　今年の5月～6月にかけて採取した大気中のエアロゾルが付着しているメンブレンフィルターを，縦1.5cm，横0.8cm程度の長方形に切り，ステージの上に導電性の両面テープで固定して，電子顕微鏡にセットします。
　真空にした後，電子を照射して微細な映像をPCに映し出して観察したり写真撮影を行います。
　春～初夏にかけては，北海道では花粉症がみられる時期ですが，花粉は観察されないことが分かりました。（空中に浮遊していないわけではありません。今回使用したメンブレンフィルターでは捕集できないことを意味します）
　黄砂と考えられる微小物が観察でき，そのデータを解析する予定です。