スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

数理科学チャレンジ・ウインターキャンプ2017の実施

国際科学オリンピックに挑戦する人を応援する「数理・科学チャレンジ ウインターキャンプ2017」を実施しました。

 「数理・科学チャレンジ」は,国際科学オリンピックを目指す道内の中・高生を育てる目的で、今年度から開始しました。 「ウインターキャンプ2017」は夏のサマーキャンプに続く第2回目で、次年度の物理,化学,生物,地学,数学の各オリンピック受験希望者を対象にしています。 慶祥19名の他に、札幌南,札幌開成中等教育学校,釧路湖陵,函館中部,函館ラ・サール,札幌日本大学,北海学園札幌,札幌市立発寒中学校から26名の参加者で実施しました。 コース別では物理6名,化学10名,生物10名,地学6名,数学13名のコースに分かれて、それぞれの分野の国際科学オリンピックにチャレンジするために役立つ研修が行われました。 2泊3日の日程で,国際科学オリンピックに狙いを定めた90分8コマをそれぞれのコースで行いました。 参加した生徒は,科学オリンピックの問題や準備の実際を知り、チャレンジの気持ちを新たにしていました。
 また、26日(火)19:00~20:00講義③での共同活動では、物理、化学、生物、地学、数学分野の2,3人ずつから成る混成グループを5グループ作り、それぞれのグループが,植物の種子が子孫を残すために取るいくつかの拡散方法から一つを選択して、各分野の立場から種子拡散戦略の効果を検討し発表することで、一つの学問にとらわれない幅広い視点での学びをしました。
 27日(水)13:00~13:45の講師,引率教員,見学教員による意見交換会では、国際科学オリンピックで活躍する道産子を育てるために、国際科学オリンピックを目指すことで育てたい力は何か、その力を育てるにはどのような取り組みが効果的なのか、の2点について貴重なご意見をいただくことができました。
 活動全体を通して生徒は学校では学ぶことの出来ない高いレベルの問題や実験に触れ、同じ興味関心を持つ生徒間で交流することができ、充実した3日間を過ごすことができたようです。 次年度は参加者にとって高い峰を目指すことに役立つ更に充実した研修会を実施する予定です。