スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

2017年度 SSH国際共同課題研究 タイ海外研修 レポート一覧

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2017年度 SSH国際共同課題研究 タイ海外研修【6日目】

 本日のプログラムは,Chulabhorn Research Institute(チュラポーン研究所)およびアユタヤ研修です。
 王族出身で,学術分野でも高い実績を残しているチュラポーン王女殿下が設立したこの研究所では,タイの人々の生活水準の向上のために,農学,薬学をはじめ幅広い基礎研究を行っています。
 化学研究所,生物学研究所を中心に見学しましたが,タイの研究者の多くが日本での研究経験があるということに驚きました。
 また,「医者や技術者を目指す若者は多いが,大学や研究期間における基礎研究こそが,人々を幸せにする成果を生む。ぜひ研究者を目指してほしい。」と力強いメッセージをいただきました。

 生徒達は見たことのない実験器具や,研究員さん達の熱意ある話に興味津々。リスニング力を振り絞って理解を深めていました。
 あっと言う間に1時間半の見学ツアーが終わってしまいました。

 午後は,二日目に染め上げたTシャツをまとって,アユタヤ研修です。
 有名なチャオプラヤ川をはじめ,タイでは濁った川ばかりで,透き通った水は見られません。
 川沿いで旧王朝の遺跡を眺めながらの夕食に舌鼓を打ちつつ,明日の研究発表の話題も盛り上がります。
 気がつけば帰りのバスでは,お互いの国の話題も,科学の話題も,あちらこちらで飛び交うようになりました。このような人間関係と触れ合いが,科学を正しい方向に導くのだと確信します。

 名残惜しくも明日が最終日。
 皆で協力して,研究をまとめていきたいと思います。