スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

2017年度 SSH国際共同課題研究 タイ海外研修 レポート一覧

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2017年度 SSH国際共同課題研究 タイ海外研修【7日目】

 タイ研修も最終日を迎えました。

 今日は何と朝の6時から実験開始。研究グループごとに話し合って,急遽スケジュールを追加しました。
 疲れも溜まっている中,何とか発表できるだけのデータを集めるべく奔走する様子は,さながら卒業研究の締切直前の形相です。

 生徒達は,もっと実験したかったと口を揃えます。LINEでのディスカッションから始まり,様々な準備を経てようやく研究メンバーが集まって共同作業が実現したのです。
 実験ばかりで飽きるのではないかと心配していたタイ側の先生達も,この新しい取り組み方にとても興味を示していました。

 最後に各グループからの研究報告のプレゼンテーションを行い,タイ側の理科の先生と校長先生からコメントをいただきました。
 発表のまとめ方もさることながら,日本の生徒達の英語力・発話力の進化には目を見張るものがあり,逞しくこの一週間を乗り切った彼らに拍手を送りたいと思います。

 発表会の後は,校長先生から一人一人に修了証書が手渡され,名残惜しみつつ学校を後にしました。
 今回タイ側では,期末試験直前にも関わらず,総勢130名の生徒が何らかのスタッフとしてこのプログラムに関わってくれました。
 我々の感覚では受け入れ不可となりそうな状況の中,Princess Chulabhorn Science High Schoolの生徒達,先生方には,本当に最高の協力とおもてなしをいただきました。感謝に絶えません。

 午後には国立科学博物館を見学し,夕食ではタイで最後のトムヤムクンを飲み,空港へと向かいました。
 見送りに来てくれたタイの生徒達と涙の別れをし,出国審査を抜けた後には,ディスカッション用のLINEグループはまた会う約束の投稿で溢れかえっていました。
 今回は国際共同課題研究のはじめの第一歩です。将来彼らが何かの研究に携わるようになった時,世界の舞台でタイのメンバーとの再会を果たすことでしょう。

 生徒諸君の今後の活躍を祈りながら,重点枠SSHタイ海外研修の報告を終わります。