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高校 SSH韓国研修の報告2(1/26-28)







 「SSH韓国研修」の3日目からの報告です。
 26日(日)は,日曜日で学校は休みなので,安養市の隣の果川市にある 「国立果川科学館」を見学しました。この科学館は,韓国の最先端の 科学技術を紹介するランドマークとして建設されたものです。生徒たちは, 最先端技術(コンピュータやスマートフォン)の歴史を学ぶとともに, フライトシミュレーターや宇宙飛行士の訓練体験などをしたり,地球の 歴史や動植物の歴史(恐竜など)などを学びました。午後は,ソウル大学の 見学やソウル市内の散策を行いました。
 27日(月)は,安養外国語高校での最終の授業日になります。1時間目は 数学の「立体パズル」に関する授業です。3×3×3の立方体パズルを自分たち で作成し,その立方体を組み合わせてできる色々な立体について学びました。  2時間目も数学で,「フラクタルとカオス」について学びました。 日常の生活の中にあるフラクタル的な図形やカオスの応用について学んだ後, 簡単な紙の上での実験をして,それがフラクタルの図形と関連していることに 生徒は驚いていました。
 昼食の後は,土曜日に合成したアスピリンの質量を測定して,収率を計算 しました。生徒たちは,実験の値が理論通りにはいかない原因を考えた後, 前回出された課題について,それぞれのグループごとに発表し合いました。 言葉がなかなか通じない班では,英語を交えて,図形や化学式などを使って 自分の考えを伝えて,お互いの意見をまとめて発表していました。
 最後の授業は,化学の「ヨード滴定によるビタミンCの分析」のまとめです。 こちらも,それぞれ与えられた課題に対して,韓国の生徒と日本の生徒が お互いに意見を出し合って,まとめた内容をそれぞれの言葉で発表しました。 生徒たちにとっては難しい経験だったかも知れませんが,このような体験に よって互いの理解が深まって行くものと思います。
 28日(火)は,最終日なので修了式と互いの文化交流を行いました。 学校のセミナー室にて修了式を行い,それぞれの生徒に修了証が手渡され ました。その後,文化交流が行われ,本校の生徒たちは「YOSAKOIソーラン」 とARASHIの歌を披露しました。韓国の生徒たちは,韓国の歌を披露して くれました。その後,一緒に昼食を食べて,名残惜しみながらお別れをして 札幌へと戻りました。