1月22日にコンサドーレ社長の野々村芳和氏を迎えて高校3年生立命館コースのうち起業家講座を受講する20名の生徒を対象に「北海道から世界へ」と題して講演を行いました。
　経営論にとどまらず，小野伸二選手や稲本潤一選手獲得のいきさつや，北海道でどのような展開をしていくかなどのお話がありました。その中からいくつか印象的な話を紹介します。Jリーグでどこよりも先に東南アジアから選手を獲得する戦略について「ルールを守る側」から「ルールを作る側」になり，チームに有利な環境をつくったとのこと。そのような戦略は20年先のチームにとってプラスに働くと考えているそうです。
　サッカーの勝ち負けだけにこだわらない「価値づくり」を行うことでチームのファンの拡大を試みていること。より多くの北海道民に愛されるようにチーム作りを行っているが，メディアでの取り上げられ方に改善の余地があるため，メディアとの連携が必要であることもわかりました。チームの勝利以上にチームをいかに強くするかを誰よりも考えていることが伝わり，生徒は終始話に引き込まれていました。

起業家講座担当：中川善之