6月15日（水）3時間目，中学1.2年生を対象に，「情報モラル教室」が開催されました。モバイル端末の急速な発展により本校においても，例年，LINE等のSNSによる友人に対する中傷事案がおきるようになりました。また，ゲームに没頭するあまり，学習や学校生活に支障をきたす生徒も，日常の様子や面談等を通じて浮かび上がってきている現状もあります。
　そこで，昨年度から経済産業省の外郭団体の情報処理推進機構（IPA)と連携し，中学2年生を対象に，情報モラル教室と題し，講演会を開催していきました。今年度は，中学16・17期生に，拡大しました。
　IPAからは，技術本部セキュリティセンター普及グループ主幹の石田淳一氏が来られました。ネット犯罪の怖ろしさ，ネットの書き込みが意味するものとは，「削除しようとしても，書き込みは残ること」など，ネット社会に生きる厳しさや難しさを知るいい機会になりました。ネット犯罪についても，だましのテクニックの紹介もあり，ワンクリック請求や成りすましの手口などの紹介もあり，その対策法まで，力説していただきました。IT関連の一部上場企業の副社長まで務められた方が講師でしたので，生徒ばかりでなく，教員にとっても，ネット社会を生き抜く研修になりました。
　なお，高校1.2生については，夏休み明けの8月18日（木）4時間目を予定し，同日，14時から保護者会でも，「情報モラル教室」を開催いたします。