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高1宿泊研修 学年スローガン「精神一到」の第一歩!

4月19日(金)~4月20日(土)の日程で、夕張市を学ぶことを通して、立命館慶祥高校生としての責任と決意を確認する宿泊研修を実施しました。

高1

 参加者は、高校1年生(24期生)323名です。今回の研修の目的は、集団の中での「個」の役割を考える、高校入学生と内部進学生の交流を実施して学年の一体感を図る、フィールドワークを通じて課題発見と課題解決をベースにした立命館ならではの主体的な学びを経験する、などでした。出発前の事前学習でこれらの点を学年全体で共有し、研修準備を進めましたが、常任委員が挨拶をした結団式での大湊さん、入館式での武田梨さん、そして退館式での瀧本さんの言葉の中には共通して、特に高校入学生と内部進学生が一つになることへの強い思いが表現されていました。これからの3年間、どんな壁であろうとも一緒に乗り越えていこうという決意が感じられました。

 研修1日目、新札幌をバスで出発した生徒達は、クラス、高校入学生、内部進学生がミックスされた号車に分かれて、それぞれ8コースのテーマ別研修に向かいました。その8テーマとは「地域活性化」「核家族化と高齢社会」「地域医療」「公共交通」「石炭から観光産業へ」「メロン農家」「都市計画」「地方自治体と財政」です。各訪問先では、講演や現地見学、さらにはフィールドワークを通して問題の背景を知り、疑問を見つけ、そして宿泊施設でそれらの解決に向けてとことん議論するという過程を踏みました。お世話になった宿泊施設のひまわりでは、多くの研修室や体育館、さらには格技場までお借りして、各班が集中して討議し合える環境を確保し、話し合いを行いました。その後、各班で発表用のポスターや壁新聞をオリジナリティ豊かに作成し、各テーマにつきそれぞれ5つの班が、同じテーマの生徒達の中でプレゼンを実施しました。「多数決は禁止」というルールのもとで、夜遅くまで熱い議論を交わしながらテーマごとに代表班を決め、翌日の全体発表に備えました。

 研修2日目、代表班は朝のうちに最終リハーサルを終え、学年全体の前での発表会に臨みました。全体発表では、前日に自分達で作成したポスターを活用し、同じテーマを学んだ仲間達からの声援も受けながら、堂々とプレゼンをしている24期生の姿が印象的でした。自分達の見つけた課題とその解決策を提示するという高度な主張が行われていたと同時に、観衆を飽きさせない演出も各所に散りばめられていました。
 最後に、アクティビティプログラムとして研修テーマごとにチームを組んで「長縄跳び」を実施しました。必死に作戦を考え、チームで応援しながら一生懸命跳んでいる姿には好感が持てました。同時に、クラスを越えた仲間作りができたことを実感できる瞬間でもありました。大盛り上がりの中、全ての研修プログラムが終了し、退館式となりました。そして、学年全体での記念写真を撮影しようとしたとき、特別ゲストとして夕張市の人気マスコットキャラクター、「メロン熊」が登場し、会場が大歓声に包まれました。何人かの生徒達がメロン熊に食べられそうになり、さらに大盛り上がりとなりました。

 今回の夕張市での宿泊研修では、目的としていた多くの要素を実際に体験し、新たな世界を見つけた生徒も多かったのではないでしょうか。この経験を、これからの慶祥での学校生活に是非、生かしていってほしいと願っています。また、出会った仲間達とのつながりを今後も大切にしてほしいと思います。今回の夕張での研修企画に大きく関わっていただいた株式会社ネクスト夕張ハルクスの金沢信也様をはじめ、旅先でお世話になった全ての方々に改めてお礼を申し上げます。そして、今回の宿泊研修に積極的に取り組んでいた24期生の姿に、今後のさらなる一人一人の活躍を期待します。

 (高1学年主任 齋藤伸幸)

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