立命館慶祥中学校・立命館慶祥高等学校

初めはバディや先生の話が全然聞き取れない，ついていけないと言っていたTauranga girl’s Collegeの生徒たちでしたが，学校が始まって数日経つと，バディと一緒の休み時間や，日本の学校と全く異なる授業を楽しむことができるようになりました。中学3年生の成長の速さに改めて驚かされます。
　留学生とバディの特別授業として，過日Cookingの授業がありました。1時間という短い時間ながら，準備から調理，試食と後片付けまで終わらせた手際の良さに，料理の先生からお褒めの言葉を頂きました。美味しそうに出来た班，テーブルのデコレーションまでこだわった班，反対に失敗してしまった班など色々ありましたが，全て良い思い出です。
　17日の木曜日には，Taurangaにあるビーチで砂のお城を作った後Fish and Chipsを食べ，Mt. Maunganuiの周りのハイキングコースを歩きました。驚くほどに貝殻が落ちている海岸だったからか，お城にも上手く貝殻を使ったクリエイティブな作品ができました。懐かしかったのか，何故かCo-tanを作ったグループも…。学校から離れて，綺麗な景色と海を見ながら久し振りに運動し，疲れたと言いながらも楽しい時間を過ごせました。ビーチまでの行き帰り，みんなの鼻歌が運転していた先生にいたく気に入られ，しきりにリクエストを請われていました。
　これもNZ研修の醍醐味だと思いますが，一度もクラスが同じになったことのない生徒同士でも笑い合い，苦労した話を分かち合っている様子が見て取れます。 環境の違いや文化の違いに向き合うということは当然ながら，今までの環境がいかに恵まれていたかを知り，共に辛いことを乗り越える仲間の大切さを学ぶこともこの研修の意義の一つだと思います。Tauranga Girl’s Collegeの生徒たちは悩みながらも人生の中で意義深い，大切なことを学んでいる最中です。

(柏原)