スーパーグローバルハイスクール(SGH)

SGH 阿寒研修




 6月のアイヌ学習をより深めるため,8月7日~9日に北海道・阿寒にて研修を行いました。
 阿寒湖周辺の森林を管理する一般財団法人・前田一歩園財団,新井田様のご協力の下,森林を歩き,アイヌの人々が狩猟・採取の場とした北海道の森を体験し,自然の豊かさ・心地よさを実感しました。(阿寒湖周辺の森はアイヌの生活の場ではありませんでしたが、北海道の原生林がそのまま残っている場所があります。)
 また,アイヌ・阿寒コタンの秋辺様とのアイヌ学習では,阿寒コタンを作った由来や「観光」という面から見たアイヌなど,阿寒ならではの話を聞くことができ,違った視点を知る・持つことができました。
 2泊という短い期間でしたが,毎晩2時間の学習会を開き,お互いの意見を聞きあったり,問題解決のためにグループで話し合ったりと,アイヌ学習と研修内容を参加者全員で深め合うこともできました。
生徒の感想
「“多文化共生のために”と学んでいますが,多文化共生のために必要なことは,身近にある私たちの人間関係にも十分必要なことであると感じました。」
「知らなかったことを知ると同時に,まだ知らないことが多々あることを二日間で感じました。初めて行ったアイヌコタンで,その場所の価値観に触れることで改めて多文化共生・自文化相対化の壁をどう越えていくかを,この研修で掴めた気がします。」