スーパーグローバルハイスクール(SGH)

SGH アジア学・高大連携講座第1弾

JBコースの「アジア学」講座は,立命館アジア太平洋大学(APU)との高大連携講座です。



 APUの先生に本校にご来校いただき,2時間の授業を実施。1・2週間後に,本校とAPUとをテレビ回線で繋ぎ,サテライト授業を2時間実施します。
 今年度第1弾の連携講座は,APUアジア太平洋学部(APS)の淵ノ上英樹先生です。淵ノ上先生は,「経済学入門」・「平和学」・「調査研究法(国際関係)」という講義をAPUにて実施されており,研究領域は「紛争後平和構築・災害後レジリエンス構築」です。今回の高大連携講座では,経済学的観点を取り入れた授業をしていただきました。

◎授業内容
・8/26(金) 3・4時間目
 淵ノ上先生から,経済学に基づく講義をしていただきました。経済学と聞くと「複雑な計算が必要」と思い浮かべがちですが,計算よりも,公式・モデルを使ってある事象を説明できるかどうかがポイントとなります。このことを丁寧に説明していただき,生徒たちも理解できました。後半は先生からの課題「経済学的に妥当な解が,必ずしも倫理上好ましくなるとは限らない。よって時には,倫理上好ましくない経済活動が我々の社会では見られる。日本を除くアジア地域で,このような問題をひとつ見つけ,モデルを用いて解説せよ。」に取組みました。APUの淵ノ上ゼミ生である2人の学生(内1人国際学生・タイ人)が各グループのまわり,生徒たちの活動のサポートをしてくださいました。
・9/16(金) 3・4時間目
 生徒29名が9チームに分かれ,5分間のプレゼンを行います。授業時間のみならず,放課後の時間を利用して,発表の練習を重ねた成果を,各チームは出すことができました。生徒たちが取り上げた問題は,クローン人間・中国での偽造品販売・クローンペット・美容整形・ISへの武器支援・フィリピンの電気代問題・シリア内戦における医師不足・インドネシアにおけるタバコ問題・ベトナムのコーヒー栽培と多岐に渡るものになりました。