スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

SSH韓国研修 韓国での研修プログラムが終了しました(4日目)





 今日は,韓国での研修プログラムの最終日でした。
 最初の授業は,2日前に行った「アスピリンの合成」の質量測定と考察のプレゼンテーションを行いました。質量測定では,アスピリンが十分に乾燥していなかったので,正確な結果は出ませんでした。プレゼンテーションでは,アスピリンの合成に関する課題について,慶祥高校の生徒と安養外国語高校の生徒が協力して調べて,日本語と韓国語で発表を行います。溶解度やベルヌーイの定理などを調べて,自分たちの言葉で発表を行いました。
 次に,カン先生による「ダイオードの特性」に関する授業を受けました。最初にダイオードに関する理論を学んだ後,実際に電圧と電流の関係を調べることによって,ダイオードの特性を理解します。こちらの授業でも,いくつか与えられた課題について班ごとに討議して,班の意見を発表する場がありました。
 午後からは,最後の授業で,ジャン先生による「ニワトリの解剖」の授業を受けました。この授業では,ひとりひとりにニワトリが与えられ,内蔵の臓器を取り出して,その様子と機能について学習します。ニワトリの解剖は,ほとんどの生徒が初めての体験で,ゆっくり慎重に解剖を進めていきましたが,ジャン先生も驚くほど全ての生徒がしっかりと内蔵を取り出して,正確に記録をしていました。
 最後に,今回の研修プログラムのお礼として,日本の文化である「茶道」を紹介しました。今回お世話になったホスト生徒にお茶を点てて,記念品として使用したお茶碗をプレゼントしました。その後「修了式」があり,安養外国語高校の校長先生から修了証書を受け取り,本校の代表生徒の瀧本さんがお礼の言葉を述べました。