スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

SSH AUS 気分は科捜研の女子高生





 昨日と同じように朝集まりました。今日は校長先生と一緒に記念撮影からスタート。
 ラーニングコモンズでの授業から始まります。
 テーマは「犯罪者はだれか?」です。科学捜査の体験となりました。今日1日生徒たちは「科捜研の女子高生」科学捜査の一端に触れることになりました。
 最初の時間は,事件の背景の説明から始まり,それぞれの容疑者の人物像の説明が行われ,実験の説明がありました。その後は実験です。実験室は「Studio」と呼んでいました。そこでDNA鑑定,指紋採取,遺留物は何かを検査など1日かけて実施しました。特に盛り上がったのはDNA鑑定。なにか「こつ」のようなものがあるらしく,担当している先生からSSコースの生徒が「Brilliant!」と言われていました。生徒たちは「こんな経験できない」「すごいオーストラリアの理科教育!」実践的な学びにしっかり応えてくれていました。
 興味深かったのは,最後の討論でした。先生が犯人を導き出す議論を引っ張ります。日本の問題はどうしても正しい答えを追求しがちです。実験結果はばらついていました。先生はどういう答えに導いていったのか,ここでは書きませんが高いレベルのActive Learningの実践に触れることができました。この学びでつく力は計り知れないと実感しました。
 ちなみに今日の午後はオーストラリアの生徒たちは学校はお休みでした。しかし,多くの生徒が残って,すごく静かに物理の勉強を関数電卓片手にしていました。普段は授業中も含めてにぎやか,ソファーで授業,パソコン前に置いて授業を受けているオーストラリアの学生たちですが,集中して勉強している姿には日本の生徒とは違う力強さを感じました。
 明日はプレゼン2本立て+フリンダース大学訪問+日本人留学生との交流などが予定されています。気温37度、科捜研の女子高生たち暑さには負けてません!