東南アジア諸国をはじめとし，オーストラリア・ニュージーランド・ケニアなど全17カ国の高校生が200名以上集まりました。最初の3日間は，各自が行ってきた研究発表（口頭・ポスター）・ドローンプログラミングによるサイエンスコンペ・様々な課題に対する科学的議論など，朝早くから夜遅くまで議論や試行錯誤を繰り返す日々でした。
　コミュニケーションは全て英語で行われ，1つの参加校に対して開催校の生徒が1人，バディ（全てのお世話役）として付き，一週間のプログラムの中で絆を深めていきました。宿泊は開催校の学生寮で，他国の生徒と相部屋でした。2日目の夜は，すべての参加校による文化交流が行われ，3日目の夜は韓国文化の紹介や体験交流が行われ，互いの文化紹介や理解を進めました。
　4日目は韓国のKAIST（Korea　Advanced　Institute　of　Science　and　Technology）という，科学技術専門の大学で，最先端ロボットの研究を進めている大学教授の基調講演や，大学内で行われている様々な研究を実際に体験するプログラムに参加しました。その大学は韓国で科学技術を研究する研究センターが集積している地域にあり，新エネルギー（クリーンエネルギー）やロケット開発をしている研究所などを訪問しました。
　生徒たちは，英語でのコミュニケーションに戸惑いながらも，同じ高校生のハイレベルな研究内容や，英語力，積極性や創造性に非常に強い刺激を受け，今後の自分たちの取組みをさらに高度化していく決意を持って帰国しました。