学校長のあいさつ

2020年に行われる,大学入試の高大接続改革。これにより,日本の教育は大きく変わります。従来の知識量のみを問う「暗記型」学習から,「思考力・判断力・表現力」などの能力,多様な人々と協働する「人間力」を育てる学習へ。国内外でさまざまな社会変動が起こる先行き不透明な時代だからこそ,多様な人々と協力しながら主体性を持って人生を切り開いていく力が求められているのです。

 立命館慶祥は,この高大接続改革に先駆けて,新たな時代を見据えた教育を行っています。本校が掲げる「世界に通用する18歳」。これは,これからの時代をさらに豊かに生きていくことができ,そして地球規模の課題を解決できる「本当の学力」を持った,グローバル人材の育成を行っていることを示す学校目標です。豊富な知識を身につけた上で,アクティブ・ラーニングやPBL(課題解決型授業),TOEFL ITP®やTOEICへの取り組み,海外・国内での多様な学習プログラムなどの「本物の体験」に数多く触れる。これらの取り組みにより,東京大学推薦入試や京都大学推薦入試において,北海道内からの数少ない合格者には,常に慶祥生がおり,立命館慶祥の教育が2020年の高大接続改革に対応していることを証明しています。

 私たちは生徒たちに,「君は誰のために学び,誰のために生きるのか」と問います。そして,それは「夢」も同じ。「君の夢は,君自身と君以外の誰かのためにある」のです。立命館慶祥にはあらゆる可能性を伸ばす教育があり,その力を育て,寄り添う教師がいます。人生の中で最も大切な時を過ごす6年間,私たちと共に歩んでいきましょう。


「本物の体験」「本当の学力」が,
社会を生き抜き,
世界に寄り添う力になる。


立命館慶祥中学校・高等学校 校長 久野 信之

校長写真